暗算?!

第2章「伊藤果×吉村達也 詰将棋を語る」から読む。詰将棋作家の伊藤氏は、吉村氏の「どういうふうに詰将棋を作っているんですか」との問いに対して「ほとんど暗算ですね」と答えている。盤上に駒を並べずに頭の中だけで作っているという訳である。

二人の対談は、独創性、著作権といった話題にまで及んでいる。吉村氏は、過去の将棋関連各誌への投稿作品の共通プールを提唱している。

人の一生に与えられた限りある貴重な時間を吸い取ってしまうという意味において、詰将棋とは、あなたの人生を蝕む毒素を持った、恐ろしい趣味でもあるのだ。

やはりそうか。