昨日陶芸教室で借りた『型で作るやきもの』を読む。

どんなかたちをどういう方法で作るかを周到に計画しておかなければなりません。ものつくりの核心である創造的な過程はこの計画の段階でほとんど終わり、あとは計画を実行するための機械的な作業に過ぎないといっても過言ではありません。その意味で、手づくりや手ロクロが絵画や彫刻に似ているのに対して、型成形は建築や製品デザインに近いと言えましょう。

陶芸教室で制作しているのは、主に板作り(たたら作り)による作品である。完成予定図を事前に準備し、それに沿って制作している。完成予定図を見た周囲の人は、感心したような呆れたような反応を示すが、これが一番自分に合ったスタイルだと思っている。型成形による制作は未経験だが、自分に合っているのではないだろうか。