異なるファン気質

デイリースポーツ朝刊に、「球団は合併できても・・・『ファンは合併できない』」という、関西の新聞らしい視点からの記事が載っていた。その中で気になったのは、「近鉄ファンはお酒を飲んでお祭りみたいな応援をする。選手のプレーに注目しながら応援する僕らと温度差がある」というオリックスファンのコメントだ。確かに、近鉄ファンオリックスファンとの間には気質の違いがある。しかし、これではまるで「近鉄ファンはプレーそっちのけで馬鹿騒ぎしている」と言わんばかりではないか。断じてそのようなことはない。グラウンド上のプレーに気を配っていなければ、試合の流れに沿ったまとまりのある応援はできないのだ。推測するに、この「通」ぶったコメントの主は、かつて「エエカッコしい」と言われた阪急ブレーブス時代からのファンではなかろうか。これでは、仮に合併球団ができたとしても、オリックスファンと一緒に応援するのは無理そうだ。否、それ以前に、合併球団などというものが発足した時点で、パ・リーグの各球場に足を運ぶのを自粛するつもりだが・・・。